ベランダの床掃除のコツや使用する洗剤とは

汚れているのがわかっていてもついつい放置してしまいがちなベランダの床の掃除。

ベランダの床は、住宅内のように頻繁に掃除を行う機会は少ないですが、放置しがちな箇所でもあります。

ベランダの床掃除を放置している期間が長くなればなるほど、汚れを落とすのが大変になりますし、雨水の排水などに影響が生じることもあります。

上手く排水がおこなえないと住宅内部へ雨水が侵入してしまうことも。

そのような事態を引き起こしてしまわないためにも、ベランダの床掃除は定期的に行っておく必要があります。

そこでこの記事では、ベランダの床掃除方法について詳しく紹介していきたいと思います。

ベランダの床掃除のコツや使用する洗剤などについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

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ベランダの床掃除について

ベランダの床掃除は月に1回を目安に

冒頭でも紹介したとおり、ベランダの床の汚れを長い間放置してしまっているとさまざまなトラブルを引き起こしてしまうこともあります。

そのため、できるだけ定期的に掃除を行うようにしましょう。

では、どれくらいの頻度で床掃除を行うべきなのかについてですが、月に1回を目安にして行うようにしましょう。

ベランダの床の汚れは、雨によって流されることが多いのでそこまで頻繁に掃除を行う必要はありません。

月に1回の頻度でも汚れの蓄積を十分に予防することができるので、月1回の頻度を目安に掃除を行うようにしてください。

簡単に行えるベランダの床掃除方法

ベランダの床掃除は、月に1回程度の頻度で行うのが理想的だと解説してきました。

ただ、仕事や家事、育児に追われていたりして忙しかったりすると、「月1回でもなかなか厳しい」という風に感じてしまう方もいるかと思います。

そういった方にぜひ実践してほしいのが、ベランダの床の簡単な掃除方法です。

ベランダの数や広さにもよりますが、この方法なら10分程度で掃除を完了できるので、忙しい人でもそれほど負担になりません。

では、具体的な方法についてみていきましょう。

ベランダの床掃除方法

簡単に行えるベランダの床掃除方法で必要になるもの

簡単に行えるベランダの床掃除方法で必要になるのは以下のアイテムです。

  • 濡らした新聞紙(適量)
  • ゴム手袋

これらのアイテムをそろえた状態で掃除に臨みましょう。

簡単に行えるベランダの床掃除方法の手順

必要なアイテムが用意できたら、実際に掃除を行っていきましょう。

まず、新聞紙を適当な大きさにちぎり、適度に濡らしていきます。

新聞紙のサイズが小さくなり過ぎてしまうとうまく機能しなくなってしまうので、小さくなり過ぎないようにしてください。

新聞紙が用意できたら、その新聞紙をベランダの床にまきます。

床に新聞紙をまいたら、ゴム手袋をはめて新聞紙を使ってゴミを集めていきましょう。

そのままほうきやちりとりを行ってしまうとホコリがたってしまいますが、濡らした新聞紙を使えばホコリをたてることなくゴミを集めることができます。

ゴミが溜まりやすい溝の部分も、新聞紙を使ってしっかりと掃除していきましょう。

あとは新聞紙をまとめて捨てるだけで完了です。

この方法だと、どうしても細かなゴミが残ってしまったりするので、年に1回程度は本格的な掃除が必要にはなります。

しかし、この簡単な方法での掃除を実施するのとしないのとでは大きな差が出てきてしまうので、時間がない場合でも、ぜひこの方法で月1回の頻度で掃除を行うようにしましょう。

本格的なベランダの床掃除方法

先ほどは簡単なベランダの床掃除方法について紹介しましたが、「もっとしっかりと掃除したい!」という方も少なくないかと思います。

そこでここからは、本格的なベランダの床掃除方法について紹介していきたいと思います。

本格的なベランダの床掃除

本格的なベランダの床掃除方法で必要になるもの

簡単に行えるベランダの床掃除方法で必要になるのは以下のアイテムです。

  • 掃除機
  • ほうき(掃除機を使いたくない場合)
  • ちりとり(掃除機を使いたくない場合)
  • デッキブラシ
  • 重曹
  • クエン酸

これらのアイテムをそろえた状態で掃除に臨みましょう。

本格的なベランダの床掃除方法の手順

先ほど紹介したアイテムをそろえたら、実際に掃除を行っていきましょう。

まずはベランダの床が乾いた状態でゴミを取り除いていきます。

そのまま水をまくと排水口にゴミがつまってしまう可能性があるので、必ずゴミを取り除いてから進めるようにしましょう。

ゴミを取り除くためのアイテムとしては、掃除機を活用していきます。

「どうしても掃除機を使いたくない!」という場合は、多少ホコリがたってしまう可能性がありますが、ほうきとちりとりで代用しましょう。

あらかたゴミを取り除くことができたら、床に重曹水をまいていきます。

40度ほどのぬるま湯をバケツや洗面器に用意して、そこに適量の重曹を入れ、重曹水を作っていきます。

重曹の量は説明書きをよく読みながら調節するようにしてください。

重曹水が作れたら、その重曹水をベランダの床にまきましょう。

重曹水をまいたら、デッキブラシで床をこすり、たまった汚れを落としていきます。

ベランダの床で特に汚れがひどくなってしまいがちなのが排水口に向かう溝部分ですが、ここでは重曹と合わせてクエン酸を使用していきます。

重曹水をまき、その上からクエン酸水をスプレーしていきましょう。

重曹とクエン酸があわさると泡が発生し始めますが、この泡が頑固な汚れを浮き上がらせて落としていってくれます。

あとはデッキブラシでこすり、水を流せば完了となります。

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ベランダの床掃除の手順

ベランダの床掃除を行うときの注意点

アパートやマンションなどの集合住宅のベランダの床を掃除する場合、水の取り扱いに注意しなくてはいけません。

というのも、集合住宅のベランダは隣の部屋とつながっている可能性があるため、水を流して掃除を行うのがNGとなってしまっている場合があるからです。

隣の部屋のベランダ掃除で出た汚水が自分のベランダに流れてくるというのは、決していい気分のするものではありませんよね?

ですので、集合住宅のベランダを掃除する場合は、事前にその辺をよく確認してから行うようにしてください。

ベランダの床掃除はハウスクリーニングのプロに任せる

この記事では、簡単なベランダの床の掃除方法と本格的なベランダの床の掃除方法について紹介してきました。

簡単な方法であればそれほど手間にはなりませんが、それでもなかなかそういった時間を取れないという方もいるかと思います。

それが本格的な掃除となるとなおさらです。

ですので、自分で対応するのが難しいという場合は、ハウスクリーニングサービスなどを利用し、プロに依頼することも検討しましょう。

そのすることで手間が省けますし、よりベランダの床を綺麗にすることができるようになりますよ。

ベランダの床をハウスクリーニングで掃除