新車や中古車などで車を購入した場合、車の前面や後部にステッカー・シールがいくつか貼っているのを見たことがある方がいるかと思います。
いろいろとカスタムしたいと思っている人やこだわりの強い人は、車に貼っているステッカー・シールをはがしたいと思っている方はいませんか?
しかし、車に粘着しているステッカー・シールは一般的なステッカー・シールよりも粘着力が強いため、綺麗にはがすためには適切な方法で行わなければなりません。
また、はがしてはダメなステッカー・シールもあります。
そこで、車に貼っているステッカー・シールを綺麗にはがす適切な方法についてご紹介します。
車を傷つけずにステッカー・シールをはがす方法についてはもちろん、はがしてはダメなステッカー・シールについても紹介していくので、ぜひご参考ください。
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<目次>
車に貼っているステッカー・シールをはがし残しが無いよう綺麗にはがすには3つの方法が
あります。
ここからは、それらの方法について紹介していくので、好みの方法でステッカー・シールはがしを行ってください。
車に貼っているステッカー・シールをはがす方法として気軽におこなえる方法が、この「ドライヤーで温めてはがす方法」です。
ドライヤーの熱がステッカー・シールののりの粘着力を弱らせ、はがしやすくしてくれます。
やり方は簡単で、ステッカー・シールにドライヤーの熱を数分間あてた後にはがすだけです。
これで後が残ることなくステッカー・シールがはがせるでしょう。
何年も貼り付けたままにしているステッカー・シールは、温めても簡単には綺麗にはがせない場合もあります。
そんなときに試してほしいのが、専用のはがし液を使ってはがす方法です。
ホームセンターなどで購入できるはがし液を購入し、指定された方法にしたがって使用してステッカー・シールをはがしていきます。
ただ、この方法の場合、はがし液の種類によっては車にダメージを与えてしまうこともあるので注意しましょう。
マニキュアをはがすために使用される除光液ですが、この除光液は、先ほど紹介したステッカー・シールのはがし液のような使い方ができます。
使い方は簡単で、シールの表面に除光液を塗布して数分放置し、はがしていきます。
ステッカー・シールをはがすために作られたものではないので、できるだけ専用のはがし液を使う方がトラブルを避けることはできますが、はがし液が見つからない場合などに試してみるといいでしょう。
インターネットやSNSなどで紹介されているはがす方法の中には、車に傷がつくなどのトラブルが発生してしまう可能性の高い方法もあります。
車に貼っているステッカー・シールをはがすためにやってはいけない2つのはがし方について解説します。
熱湯を使って車に貼っているステッカー・シールをはがすのは、やってはいけないはがし方です。
なぜなら、熱湯の熱によって車の塗装に使われている塗料の塗膜が劣化してしまうケースがあるからです。
塗膜が劣化すると、車のボディに影響が生じるようになってしまい、結果的に車自体の劣化を早めてしまうことになります。
また、熱湯で火傷をしてしまうかもしれないので、熱湯を使った方法は実施しないようにしましょう。
インターネットなどで紹介されている方法として多いスクレイパーを用いる方法ですが、刃によって車に傷をつけてしまう場合があるため、こちらもできるだけ避けたい方法です。
プラスチック製のスクレイパーもありますが、やはりガラスやボディに刃を当てて削ってしまうため、傷がついてしまう場合もあります。
そのため、スクレイパーでステッカー・シールをはがすのは控えるべきだと言えるでしょう。
車に貼っているステッカー・シールを綺麗にはがす方法について解説しましたが、冒頭でも触れたように、車の購入時ですでに貼られているものの中にははがす必要のない・はがしてはならない物もあります。
車に貼られている、はがしてはならないステッカー・シールについて解説します。
車などの車両の所有者には「車検」という定期的な点検が義務となっていますが、その車検をきちんと実施していることを表すために車検のステッカーが貼られます。
車検用のステッカーは、フロントガラスの見える位置に貼り付けることが、道路運送車両法66条によって義務付けられています。
そのため、いくら気になったとしても道路交通法に違反してしまいますので、はがしてはなりません。
【参考】
車などの車両は、どこに保管するかを申請が必要となります。
その申請をおこなって認められた場合に、その地域の警察から発行されるのが保管場所標章シールです。
こちらのシールについてはリアガラスに貼り付けておくことが道路交通法で定められています。
こちらのシールについては明確な罰則はありませんが、はがさずに貼っておいた状態にしておく方が無難です。
「定期点検ステッカー」は車検など定期点検をおこなった際に貼られます。
定期点検を実施した日や、点検をおこなってもらった整備工場の登録番号など表記されています。
こちらのシールについては、貼り付けておく義務はありませんし、場所の指定もされていません。
しかし、いつ点検をおこなったかについてはすぐに確認できた方が便利ですし、わざわざはがす必要はないでしょう。
どうしてもはがしたい場合は先ほど紹介した方法のいずれかではがしたとしも法律違反には該当しませんが、基本的には貼り付けたままにしておくと良いでしょう。
車に貼っているステッカー・シールを、車を傷つけず綺麗にはがす方法について紹介してきました。
今回紹介した3つの方法のうちいずれかの方法で、車に貼っているステッカー・シールをはがすようにしてもらえれば、車を傷つけることなく綺麗にはがすことができるでしょう。
ただ、もしどうしても車を傷つけずに綺麗にはがせる自信がないという場合は、プロへの依頼も検討してみましょう。
また、車に貼っているステッカー・シールについて、下記3つについてははがしてはなりません。
万が一はがして公道を運転した場合は、法律によって罰せられてしまう重要なシール・ステッカーもあるので、注意してください。