外壁に落書きされてしまった場合の消し方3選!

マイホームを購入した後に発生しがちなトラブルとして意外と多い、外壁への落書き。

スプレーやペンキを使った落書きはそう簡単に落とせるものではないので、「イタズラ」で済まさせるようなものではありません。

実際、住宅の外壁に落書きされてしまい、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、住宅の外壁に落書きされてしまった場合の消し方について詳しく解説していきたいと思います。

自分でおこなえる3つの消し方についてはもちろん、それらの方法を試しても消せないような頑固な落書きを消す方法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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外壁の落書きの消し方

外壁に落書きされてしまった場合に試したい3つの消し方

実際に住宅の外壁に落書きされてしまった場合、自分で対処しようと考える方がほとんどかと思います。

自分でおこなえる外壁の落書きの消し方としては、

  • 溶剤を使う方法
  • 高圧洗浄機を使う方法
  • 落書きの上から塗装し直す方法

といった3つの方法が存在します。

そこでここからは、それぞれの外壁の落書きの消し方について詳しく解説していきたいと思います。

1. 溶剤を使う

外壁の落書きを消す方法として定番の方法と言えるのが、溶剤を使う方法です。

溶剤というと聞き慣れない方にもいるかと思いますが、簡単に説明してしまうと、「物質を溶かすのに用いられる液体のこと」です。

外壁への落書きはスプレー、ペンキ、水性や油性のペンによっておこなわれるものがほとんどですが、それぞれに対応した溶剤を用いれば外壁の落書きを落とすことができるようになります。

これらの溶剤はさまざまなメーカーから発売されていてホームセンターにも売っているため、簡単に購入することができます。

溶剤を使って外壁の落書きを消すときの大まかな流れ

溶剤を使って外壁の落書きを消す場合、以下のような流れで作業をおこなっていきます。

  1. 溶剤を落書きの上から塗りつける
  2. 溶剤が浸透するまでしばらく放置する
  3. スポンジや布などでこする
  4. 水ですすぎ、溶剤をしっかりと落とす
外壁の落書きを溶剤で消す方法
溶剤を使って外壁の落書きを消すときの注意点

溶剤を使って外壁の落書きを消す場合、やるべきこととしてはそこまで多くありませんが、使用する溶剤によっては強力なものもあるため、事前に用法をしっかりと確認してから作業をおこなうようにしてください。

目や口に入ってしまうと危険なものや皮膚に付着すると肌荒れを引き起こしてしまうものもあります。

そういった強力な溶剤を使用する場合は、ゴーグルや手袋をするなどして対処するのを忘れないようにしましょう。

また、スポンジや布などを使ってこする場合、外壁を傷つけてしまわないよう気をつけましょう。

外壁に使用されている塗装剤や外壁材には、住宅の内部に雨水が入ってくるのを防ぐなどの機能が備わっていますが、強くこすりすぎてしまうことでその機能性が低下してしまうこともあります。

ですので、落ちないからといって強くこすりすぎるのは避けてください。

2. 高圧洗浄機を使う

車や住宅の洗浄をおこなうための道具として人気の高い高圧洗浄機。

高圧洗浄機でも外壁の落書きを消すことが可能です。

高圧洗浄機は電気で高圧の水を噴射するタイプの洗浄機ですが、水道やホースから出てくるような水とは比べものにならないほど水圧が高いため、外壁にこびりついたスプレーやペンキなどの塗料もしっかりと消すことができるようになっています。

車や住宅などの掃除が楽になりますし、外壁に落書きされた場合の対処法としても有効なため、一家に一台持っておいても損はありません。

ただし、安いものでも10,000円以上、高いものだと50,000円以上することもあるので、気軽に購入できるようなものではないというデメリットもあります。

高圧洗浄機を使って外壁の落書きを消すときの大まかな流れ

高圧洗浄機で外壁の落書きを消す場合の大まかな流れは以下の通りです。

  1. 落書きされた部分に溶剤や洗剤を塗る
  2. 溶剤や洗剤が浸透するまでしばらく放置する
  3. 高圧洗浄機を落書きされた部分に噴射する
高圧洗浄機を使って外壁の落書きを消すとき注意点

高圧洗浄機は便利なアイテムですが、水圧が強すぎることがデメリットになってしまう場合もあります。

というのも、水圧が強すぎると、落書きが落とせたとしても外壁材や塗装剤にダメージをあたえてしまう可能性があるからです。

そのため、高圧洗浄機を使って外壁の落書きを消す場合には、適切な水圧で対処する必要があります。

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外壁の落書きの消し方での注意点

3. 落書きの上から塗装し直す

落書きされてしまった部分を塗装し直し落書きを塗りつぶしてしまうというのも、外壁の落書きを消す際によく用いられる方法の一つです。

外壁塗装に使用できる塗料はホームセンターでも購入できますし、1,000円ほどで購入できるものも多いので、リーズナブルな方法とも言えます。

また、落書きされてしまった外壁の範囲が広すぎる場合は、溶剤を使った方法や高圧洗浄機を使った方法での対処が困難な場合もあるため、塗装をし直す形での対処が最適な方法となる場合もあります。

塗装をし直して落書きを消すときの大まかな流れ

外壁を塗装し直して落書きを消すときの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 外壁の汚れを落とす
  2. 養生する
  3. 下塗り用の塗料を塗る
  4. 下塗り用の塗料が乾くまで待つ
  5. 上塗り用の塗料を塗る
  6. 上塗り用の塗料が乾くまで待つ
  7. 再度上塗り用の塗料を塗る
  8. よく乾かす
塗装をし直して外壁の落書きを消すとき注意点

塗装をし直して外壁の落書きを消す方法は、どんな厄介な落書きにも対処できる方法です。

ただ、外壁塗装は高い技術力が必要になるため、自分で対処しようとするのは現実的ではありません。

小さい範囲であれば対処できなくもありませんが、ある程度の大きさになる場合は専門の業者に依頼したほうが外壁の落書きを消すことができるでしょう。

まとめ

今回紹介した方法を実際に試してみても落書きが消えない場合や、自分で対処するのが難しそうだと感じた場合は、外壁掃除のプロに任せてしまうのも一つの方法です。

外壁掃除の業者は、洗浄力の強い特殊な溶剤や洗剤を使用するため頑固な落書きでもしっかりと落とすことができます。

また、高圧洗浄機など使用する機械も高性能で高機能なものになっているため、一般的なものとは洗浄力が異なります。

何より、プロは外壁洗浄の技術力が高いので、できるだけ外壁を痛めてしまわないように配慮しながら外壁の落書きを消すこと可能です。

お金はかかってしまいますが、確実に落書きを消したいのであれば、プロである業者に依頼することも検討してみてください。

きっと落書きのない綺麗な状態の住宅を取り戻せるはずですよ。

外壁の落書きの消し方まとめ