雨や風から住宅を守ってくれる外壁。
ただ、常に雨や風にさらされているということもあって、外壁は汚れが蓄積してしまいがちです。
外壁に汚れが蓄積するとさまざまなデメリットが生じるようになってしまいますが、何より汚れが目立ってしまうため、洗浄して綺麗にしたいと考えている方は多いのではないでしょうか?
ただ、外壁はそう頻繁に洗浄するものではないため、どう洗浄していいかわからず頭を抱えてしまっている方も多いはず。
そこでこの記事では、外壁の洗浄方法について紹介していきます。
外壁を洗浄しないことで発生するデメリットや外壁洗浄はどれくらいの間隔でおこなえばいいのかといった豆知識についても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
<目次>
「そろそろ外壁掃除しなきゃ…」と思いつつも、「そもそも外壁の掃除なんて必要なの?」と考えている方は少なくないかと思いますが、外壁は定期的に洗浄しなくてはいけません。
なぜなら、定期的に洗浄しないとさまざまなデメリットが生じるようになってしまうからです。
外壁を洗浄しないことで生じるようになってしまう3つのデメリットについてみていきましょう。
冒頭で紹介したとおり、外壁は常に雨や風にさらされています。
そのため、汚れが蓄積し、見栄えが悪くなってしまいがちです。
日当たりの悪い部分には、カビや苔が発生してしまうこともあります。
そういった汚れを取り除いて住宅の景観を維持するためにも、定期的に外壁を洗浄することが大切です。
また、汚れやカビ、苔は、放置している期間が長くなれば長くなるほど落としにくくなってしまうため、頑固な汚れに変化してしまう前に洗浄して落とすことが大切になります。
外壁に蓄積する汚れの中でもカビや苔には注意が必要です。
なぜなら、カビや苔は外壁や外壁に施されている外壁塗装の劣化を早めてしまうからです。
外壁自体が劣化してしまった場合はもちろん、外壁に施されている塗装が劣化すると外壁や住宅の内部に悪い影響が出てしまうこともあるので、カビや苔といった汚れは放置せず、できるだけ早いタイミングで洗浄する必要があります。
外壁塗装に用いられる塗料の中には、光触媒塗料のような機能性の高い塗料もあります。
ただし、外壁の汚れやカビ、苔を放置してしまっていると、これらの機能がうまく作用しなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
機能性の高い塗料は一般的な塗料よりも高いため、機能がうまく作用しない状態は非常にもったいない状態だと言えます。
そのため、できるだけ早いタイミングで洗浄をおこない、機能がうまく作用してくれる状態にしてあげる必要があります。
外壁の洗浄を実施するべき間隔や理想の頻度は、外壁に用いられている外壁材によって異なります。
ただし、日本の一般的な住宅の場合、サイディング材やモルタルが用いられていることがほとんどですので、年に1〜2回程度が最適な頻度と言えるでしょう。
気になる場合は、住宅の外壁に採用されている外壁材の素材を調べ、メーカーに問い合わせて最適な頻度を確認してみましょう。
ただ、これはあくまで目安でしかありません。
住宅が建っている地域や環境によって汚れの蓄積度合いが大きく異なるので、「汚れているな」と感じたら、できるだけそのタイミングで外壁の洗浄を実施するようにすると良いでしょう。
年に1〜2回程度は外壁の洗浄を実施するべきだということがわかったところで、外壁の具体的な洗浄方法についてみていきましょう。
外壁の洗浄は、以下の3つの方法でおこなうことができます。
住宅の外壁を洗浄する方法として最も気軽におこなえるのが、スポンジやブラシ、洗剤を購入し、それらのアイテムを用いて洗浄する方法です。
バケツに貼った水に洗剤を適量入れ、それをスポンジやブラシに取りながら、汚れの気になるところを手作業で洗浄していきます。
この方法は、費用もほとんどかかりませんし、家庭にあるものを使って外壁を洗浄できるので今すぐにでも取りかかることができます。
ただ、手作業になるので手間と時間がかかりますし、高いところを洗浄する場合ケガや事故に注意しながら慎重におこなう必要があります。
スポンジやブラシを使う方法の「手間や時間がかかる」という大きなデメリットを払拭してくれるのが、家庭用の高圧洗浄機を使って洗浄する方法です。
ホームセンターで購入できる家庭用の高圧洗浄機を用いて外壁を洗浄していきます。
家庭用とは言え今の高圧洗浄機は結構馬力があるので、よほど頑固な汚れでない限りはキレイに落としてくれるはずです。
また、広範囲を短時間で洗浄できるので、効率的に外壁の洗浄がおこなえます。
ただし、この方法の場合も、高所の洗浄については注意が必要になります。
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多少費用がかかってもいいから外壁を確実にキレイにしたいと考えているのであれば、専門の業者に依頼して洗浄してもらう方法もあります。
外壁の洗浄を請け負ってくれる業者は多く、それらの業者に料金を支払って対応してもらいます。
これまで外壁の洗浄を実施したことがない場合、外壁の汚れはかなり頑固なものになっている可能性が高いと言えます。
その場合、例え高圧洗浄機を用いたとしても汚れを十分に落としきれない可能性が高いので、専門家であるプロの業者に任せた方が良いと言えます。
そして何より、高所での作業によるケガや事故の心配をしなくて済むという点が非常に大きなメリットになるので、ぜひ専門の業者への依頼も検討してみてください。
外壁の洗浄方法について詳しく紹介してきました。
外壁に発生した汚れをそのまましておくリスクは意外と高いので、最適でも年に1〜2回程度は洗浄するようにしてください。
洗浄する場合は、スポンジやブラシ、高圧洗浄機を用いて自分で対応するという方法もありますが、業者に依頼してもらうという方法もあります。
確実かつ安全に外壁を洗浄したい場合は業者への依頼を検討してみてください。