住宅の顔とも言える玄関。
玄関と言えば水はけのいいタイルが使用されている場合がほとんどですが、その玄関タイルに汚れが付着してしまっていたりするとお客さんに嫌な印象を持たれてしまいかねません。
なにより、普段そこで生活している住民としてもあまりいい気持ちをしないことはありませんか?
そこでこの記事では、玄関タイルの汚れを掃除する方法について詳しく紹介していきたいと思います。
玄関タイルの汚れを掃除する際の正しい方法についてはもちろん、玄関タイルに汚れが付着したりたまってしまったりする原因や、自分で掃除をするのではなく業者に依頼した場合がいいときなどについても紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
<目次>
玄関タイルを掃除する前に知っておきたいのが、そもそもなぜ玄関タイルに汚れが付着してしまうのかについて。
汚れの原因を把握することができれば汚れを予防することもできるようになるので、ぜひ知っておくべきです。
玄関タイルに汚れが付着してしまう原因は多々ありますが、その家に住んでいる人やお客さんが靴で運んでくる汚れによるものがほとんどです。
職場や学校と家の往復をおこなうだけでも靴底にはかなりの汚れが付着してしまいます。
そんな状態で帰ってくるうえに汚れた靴を保管するわけですから、汚れが付着してしまうのも無理はありませんよね?
ですので、もし可能であれば玄関前に靴の汚れ落としを設置したり、玄関にあがる前に靴底の汚れを落とすようにするなどして、できるだけ玄関に汚れを持ち込まないようにすることが大切になります。
玄関タイルをできる限り汚したくないのであれば、玄関に汚れを持ち込まないよう心がけるべきだと紹介してきました。
とはいえ、玄関は基本的に毎日利用する場所なのでどうしても汚れを持ち込んでしまいます。
家族などの複数人が住んでいる場合はなおさらです。
そのため、どうしても定期的に掃除をする必要が出てきてしまいます。
そこでこの記事では玄関タイルの掃除方法について紹介していくわけですが、実際に玄関タイルを掃除する前にやっておきたいことが2つあります。
玄関タイルの掃除をおこなう前にやっておくべき下準備についてみていきましょう。
玄関タイルの掃除をおこなう場合、絶対にやっておくべきなのが、玄関タイルに使用されている素材の確認です。
日本の住宅の玄関タイルは、大きく分けると「天然石のタイル」と「人工石のタイル」とに分けることができます。
天然石のタイルというのは高級素材として知られている大理石などを素材として使用しているタイプのタイルです。
一方、人工石のタイルというのは、その名のとおり人工的な素材を使用して作られたタイルになります。
人工石のタイルは人工的な素材を使用しているということもあって傷への耐性が強いという性質があります。
また、天然石のタイルに比べて価格が安いため、仮にタイルを変更することになったとしても費用を抑えることが可能です。
しかし、天然石の場合だとそうもいきません。
天然石は耐久性こそ高いものの傷がつきやすかったりシミができやすかったりしますし、価格が高いため、簡単に交換するということができません。
ですので、住宅の玄関に天然石の玄関タイルが使用されている場合は、無理に自分で掃除をしようとするのではなく、専門の業者に掃除を依頼した方が確実に汚れを落とすことができるでしょう。
住宅の玄関タイルの種類を確認し、天然石ではなく人工石のタイルが使用されているということが確認できたら、掃除の邪魔になるものをどかしていきましょう。
掃除の邪魔になってしまう可能性があるものを、あらかじめどかしておくことでよりスムーズに掃除をおこなえるようになりますし、破損も防ぐことができるようにもなります。
ものが多い場合は少し面倒に感じるかもしれませんが、確実に効率は良くなるので、ぜひおこなうようにしてください。
住宅の玄関タイルの種類を確認し、玄関にある掃除の邪魔になるものをどかし終えたら、いよいよ玄関タイルの掃除をおこなっていきます。
ただ、ここでも玄関タイルの種類によって掃除の仕方が若干異なってきます。
人工石で作られた玄関タイルには、凹凸があるタイプのものと凹凸がないタイプのものとがあります。
そこでまずは凹凸があるタイプの玄関タイルの汚れの掃除方法から解説していきたいと思います。
住宅の玄関タイルが凹凸のあるザラザラとしたタイプのタイルの場合は、まず初めにほうきでホコリやゴミを取り除いていきましょう。
ある程度ホコリやゴミを取り除くことができたら、玄関に水をまいていきます。
まんべんなく水をまくことができたら、デッキブラシで玄関タイルを掃除していきましょう。
人工石のタイルは傷への耐性が強いので、ある程度力を入れてこすっても問題ありません。
デッキブラシでこすっても落ちないような頑固な汚れがあるときは重曹を少しまいてこすってあげると効果的です。
デッキブラシでしっかりと汚れを落とすことができたら、再度水をまいて汚れを洗い流していきます。
あとは玄関をあけておいたり扇風機の風を当てるなどして乾かせば完了となります。
住宅の玄関タイルに凹凸がないツルツルとしたものが使用されている場合は、デッキブラシでゴシゴシとこすらなくても汚れを落とすことができます。
雑巾やモップを活用するようにしましょう。
まずはほうきを使ってホコリやゴミを取り除いていきます。
次に玄関に水をまき、雑巾やモップで付着している汚れを落としていきます。
もし雑巾やモップで落とすことができない汚れがある場合はメラミンスポンジを活用してみましょう。
汚れを落とし終えたら、再度水をまいて汚れを洗い流していきます。
あとは玄関のドアをあけるか扇風機の風を当てるなどして乾かせば完了です。
玄関の内側に頑固な汚れが付着することはあまりありませんが、玄関の外側にはデッキブラシでも落とすことができない頑固な汚れが付着してしまうことが多々あります。
そういった汚れをしっかりと落としたい場合は、高圧洗浄機などの活用を検討しましょう。
玄関をしっかりと閉めた状態で高圧洗浄機の水をあて、汚れを弾き落としていきます。
ただし、高圧洗浄機を使用する場合は周りの住宅に配慮しながらおこなうようにしてください。